主な担当科目
アーバンデザイン,環境文化論
専門分野
社会工学/環境まちづくり/ランドスケープアーキテクチャー
研究テーマ
1. 人間と環境の関係の理解と応用
・風景原論と地域空間のデザイン: 人間と環境の関係の生成と風景共有の類型、都市・地域スケールのランドスケープアーキテクチャー、地域空間構造分析
・公共空間の計画とマネジメント: 景観工学、空間計画・デザイン、都市の公共空間の計画・設計・利用・維持管理
2. 地域景観資産の分析と持続可能な環境まちづくり
・持続可能な環境まちづくり: ブータン伝統集落研究、新宿根草ムーブメント研究、植栽の順応的管理と参加型まちづくり研究
・地域景観資産と観光: 生活システムと景観形成、空間-社会構造分析、観光と地域づくりの一体的推進、史跡・文化的景観の保全と活用
3. 臨海部都市の水辺まちづくり
・水辺空間のデザインと政策: 臨海部都市・港湾・海岸の景観形成、水辺空間の計画・設計、景観指標・空間規模論、港湾景観政策研究・新みなとまちづくり
4. 景観と防災
・防災工学: 防災訓練学、災害応急活動研究
・景観と防災: 景観の成り立ち・変遷と災害リスク、地形認識と地域理解
所属学会
日本ブータン学会・土木学会・日本造園学会・日本都市計画学会・日本建築学会・地域安全学会
主な研究業績
・A. Yoshimura, H. Suga, Y. Nagamura. Plant Organization in Trong Village, Zhemgang, Japanese Journal of Bhutan Studies, 2, pp.49-68, 2019.3 ・Neural Bases on Cognitive Aspect of Landscape Evaluation: A Study Using Functional Magnetic Resonance Imaging. A. Seiyama, K. Yamada, K. Osaki, R. Nakai, J. Matsumoto, and A. Yoshimura, Journal of Neurology and Neuroscience, 9(4263), 2018.5
・A. Yoshimura et al. Considering implications of unconscious experience of engaged landscape involving body-assimilation of environment. Landscape and Imagination International Scientific Conference Towards a new baseline for education in a changing world, 2013.5
・吉村晶子:風景論の展開:構造と反構造,形と場のゆらぎのダイナミズム.田路貴浩ほか編「日本風景史」所収,昭和堂,pp.379-423, 2015.2
・吉村晶子,宮里直也,関文夫,清水秀丸,小山真紀,佐藤史明:災害警備訓練施設の計画設計検討.警察庁「熊本地震における警察の救助活動に関する調査分析」所収,警察庁,pp.202-217,2017.4
学生へのメッセージ
空間を設計する際、寸法や形は単なる数値や線ではなく、人びとがどのように感じ、行動するかという意味をもつものとなります。また、場所には固有の歴史や文化があり、それが空間の文脈として独自の意味と価値をもたらします。場所の意味を読み解き、人びとがその空間をどのように生き、価値を共有するかをよくとらえて空間を組み立てていくことが重要です。それに必要な分析を丹念に行いながら,ともに未来の空間を創造していきましょう。